令和6年度 入学式

 4月5日(金)、入学式を挙行いたしました。94名の新入生を迎え、全校332名による前沢中学校の新たな船出となりました。

【式 辞】 ※抜粋

 さて、新入生の皆さんには、将来、自分の夢や目標を実現し、社会に出て豊かな人生を送ることができるよう、3つのことをお願いします。

 1つ目は、夢や目標に向かって、常に『向上心』をもって『挑戦』してほしい、ということです。学校は間違えたり失敗しても良いところです。将来の夢や希望を実現させるためには、受け身ではなく、主体的に自分の意思で学ぶ、挑戦する姿勢が必要になります。私たちは間違えたり失敗したりすることから学びます。ただ、気をつけなければならないことがあります。それは、同じ失敗を繰り返さないこと、そして、もし人が失敗した時には、そのことを受け止めてあげてほしい、ということです。そうすれば、失敗を恐れることなく挑戦することのできる前中生が増えていくことと思います。

 2つ目は『つながる力』を身につけようとしてください。授業や部活動、日常生活の中で、お互いの良さを認め、相手の気持ちを理解しようとする、そして、自分の考えをしっかりと伝えようとするなど、いろいろな人と良い関係を築くことができる、そんな『つながる力』を身につけてください。その『つながる力』は、困ったときに「助けてほしい」と言える力にもなります。

 3つめは「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指すこと」、その過程を大切にしてほしいということです。自分だけで解決できそうにないことは、仲間の力を借りて一緒に解決を目指すことも大切になります。皆さんも、世界で起きている戦争のことなど、見聞きし、考え、思うこともあると思います。世の中にはなかなか正解の見つけ出せないことが増えてきました。そんな中でも、夢と希望を見失うことなく、自ら考え、行動し、解決を目指す生き方が大切になります。身近な奥州市に関わることなどについてでもいいです。「自分で疑問を持ち、自分で考え、自分で解決を目指す力」を身につけてほしいと思います。

 

【歓迎の言葉】 ※抜粋

 真新しい制服に身を包み、これから始まる新たな生活に期待や不安を抱きながら、この前沢中学校の門をくぐられたことでしょう。私も2年前、ドキドキしながら中学校生活のスタートを切りました。中学生の勉強についていけるだろうか、友達とうまくやっていけるだろうか。そんな心を和らげてくれたのが、先輩方や先生方の挨拶でした。

 初めは、慣れない環境に戸惑うことも多いと思います。教科担任制、部活動。どれも新鮮に感じる反面、窮屈さを感じるかもしれません。そのような皆さんを支えるのが生徒会です。生徒会では、日々のサポートもさることながら、全校生徒の皆さんが楽しめるように、行事を企画したりします。

 私たちは、前中生一人ひとりの個性を尊重し、地域に誇れる前中を目指しています。全員が主役であり、全員に中学校生活を楽しむ権利があります。だからこそ、生徒一人ひとりが心がけることもあります。それが「何事も一生懸命取り組むこと」そして「人の話をよく聞くこと」です。

 ここからの3年間は、あっという間に過ぎていきます。一日一日を大切にし、たくさんの思い出をつくっていきましょう。くじけそうになったときはいつでも頼ってください。皆さんには、皆さんを応援し、支えてくれる仲間、先生、家族がいます。支えてくれる全ての方への感謝を忘れず、新たな一歩を踏み出し、私たちと共に新たな前沢中学校を創り上げていきましょう。

 

【誓いの言葉】 ※全文

 暖かな日差しが春の訪れを感じさせる今日このよき日、私たち94名は、前沢中学校に入学することができました。今、私たちは、これから始まる中学校生活への期待で胸がいっぱいです。

 中学校での学習は、教科ごとに教えていただく先生がかわり、また、新しい教科も増えます。内容も難しくなりますが、自分から進んで学習したいと思います。

 部活動では、活躍する先輩方の姿を目標とし、自分の力を高められるよう、3年間全力で取り組んでいきたいです。

 時には苦しいことや迷うこともあるかもしれませんが、そんな時は、先生方、先輩の皆さんに相談し、また、仲間たちと力を合わせて乗り越えていこうと思います。

 常に目標をもち、やると決めたことは最後まで取り組みます。伝統ある前中生としての誇りを忘れず、文武両道を目指し、努力することを誓います。